【当コミュニティ開設の趣旨】
自衛官・警察官・海上保安官・消防職員及び医療・福祉・行政関係者等の災害支援者は、惨事下で活動する義務感、強い使命感、社会的期待感等から弱音を吐きにくい特殊なストレスを共有しており、また遺体の取扱い、自分自身の負傷や死に直面するような危険、同僚の殉職等の衝撃的体験となるような状況下で活動することもあります。
こうした組織では、惨事ストレスが生じやすいと考えられる事案が発生した際に、活動した者に対する惨事ストレスケアとしてグループミーティングと個別面談による危機介入が行われているのが一般的ですが、これらは直接対面に限られていることから、仲間内であっても自分の辛い気持ちを口にすることができないという当事者の思いや、メンタル不全に対する周囲の偏見や無理解から、惨事ストレスケアへの参加を躊躇する者が少なくない現状があります。

 

私は、直接対面によらない方策として、SNSを活用することにより、次の効果が得られると考えました。

1.当事者が人目を気にすることなく、また時間や場所を限定されずに自分自身の思いを語り、仲間と共有しやすくなる。
2.直接対面よりも多くの危機介入が行われ、メンタルヘルス専門機関等への橋渡しにつながる機会が増える。
3.自己所属や地域に限定されない仲間同士のコミュニケーションによって援助の力が引き出され、心身の健康回復につながる。

以上を趣旨として、2017(平成29)年8月2日より順次、フェイスブック、ツイッター、ミクシィ、グーグルプラスに当コミュニティを開設いたしました。(グーグルプラスは2019・平成31年4月2日でサービスを終了しました)

平成31年4月5日からは、名刺管理SNS「エイト」、ビジネスチャット「スラック」を試行しております。

 

当コミュニティは「研究会」を称してはおりますが、特段会長等の役職は設けておらず、SNSの運営上、私が管理人を務めさせて頂いているのみです。

情報発信や意見交換等がそれぞれのSNSで行われることを趣旨にしておりますので、リンクや運営上のお知らせをお伝えするほかは、基本的にこの窓口ページで情報発信を行うことはありません。また、この窓口ページは無料ホームページサービスを利用しておりますので、この窓口ページ上で個人情報を直接取り扱うこともいたしません。お問い合わせ等につきましては、お手数をおかけいたしますが、各SNSを経由して管理人の私までお願い申し上げます。

 

是非とも多くの災害救援者の方々、また惨事ストレスケアへ関心をお持ちの方々が、当コミュニティへご参加くださいますようお願い申し上げます。

 

 2018(平成30)年2月14日(当窓口ページ開設日)

SNS「災害支援者の惨事ストレス研究会」管理人

山本 建太郎

(管理人のプロフィールはこちらをご覧ください)https://researchmap.jp/yamamoto_kentaro

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